毎日のごはん作りが大変な方こそテーブルセッティングを

 今日は一年ぶりに夫が出張。
夕食を作る必要がない久々の開放感!
こんな日は料理なんてせず、昨晩の残り物とワインだけで十分!料理はお休みです。

この一年半コロナで外出制限がかかったのも大変でしたが、それよりも大変に感じたのは…毎日食事をつくらないといけないこと!(笑)夫は夜の会食も出張もなくなり、毎日家ご飯だったので〜

毎晩毎晩何作ろう〜と献立に悩んでいました。お子さんがいらっしゃる方は、きっともっと大変でしたよね?

 

テーブルセッティングの仕事をしていると、いつも楽しく喜んでご飯を作っている、と思われるかもしれませんが…恥ずかしながらそんな事はありません!むしろご飯を作るのが大変と思う気持ちから、テーブルを整えたいと思ったのかも?

だって素敵にセッティングさえすれば、買ってきたお惣菜でも美味しそうに見えるのですから^_^

 
以前に暮らしていたドイツでは、実は食にそれほどこだわりのない方も多く、夕飯といえどもとてもシンプルなものでした。
パンにソーセージやチーズを切って、サラダとオレンジジュースで終わり!なんてこともしばしば。まるで日本の朝食のようでした。

ドイツではもともと、ランチの方がディナーより重いということもありますが、そのランチでさえもこれに温かいスープがつくくらいで大差はありません。

でもドイツ人主婦は、皆さん決まって、テーブルクロスやプレースマットをテーブルに置き、お皿とカトラリーをセットして、ペーパーナプキンも添えて、素敵にテーブルを整えていました。
 
(これはドイツの友人宅でのディナーテーブル。この日は赤いプレースマットで。
いつもキャンドルは欠かしません!)


彼らはお天気の良い日は、庭のテーブルで頂くのが当たり前でした。上の写真の友人ファミリー、クライドト家でも夏の間はほとんどの食事を庭のテーブルでとっていました。

子どもたちが庭で遊ばせてもらっていて、夕方迎えに行くと「ちょっとお茶飲んでいって」と気軽に庭に誘われ、「そろそろ帰って御飯作らなくちゃ」なんてというと

「なんでいつもそんなに夕飯をたいそうなことするの?いまピザをオーダーしたから、今日はここで食べていって」とニッコリ笑うのでした。

少し遅れて帰宅したうちの夫もよんで、簡単で楽しい夕ご飯。そんなときも彼女たちはセッティングを忘れません。と言ってもいつもの木綿のクロスをテーブルに広げ、銘々のお皿とグラスとペーパーナプキンを置くだけです。それだけのことでも、一瞬にして心地よい温かい食卓に変身するのです。ドイツ人は食事をシンプルにすませたいから、セッティングするのか…それともセッティングして目でも満足したので食事が簡単になったのか…どちらにしても、彼らのこの手法を取り入れない手はありませんよね。

 

毎日仕事や子育て、ボランティアや介護と忙しい私達。日々の食事作りが大変と感じることもあると思います。そんなときは、テーブルセッティングをして、テイクアウトやデパ地下のお惣菜で楽をしてしまいましょう!そして気分転換して、また翌日から頑張りませんか?

 

忙しい主婦のための簡単テーブルセッティングについては、また別の機会に書かせていただきますね。


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