朱塗膳との出会い
つい最近までコロナと寒さのために引きこもりに近い生活が続いていました。
どうしてもスマホ、PCなどを見る時間が長くなり、普段よりも時間をかけていろいろな方のインスタやFBやブログを見ていましたが、おかげでちょっと嬉しい出会いもありました。
それは石川県にある山中塗のお店です。ある有名な方がそのお店で購入した朱塗膳をインスタに上げていらして素敵だったので早速お店をチェック。行き着いたサイトは、お父様が作られた作品をお嬢様がインスタに投稿されている親子の素敵なコミュニケーションを感じる山中塗のお店でした。
(瑾齋さん サイトはこちらです http://www.j-kinsai.com )
ずっと美しい朱塗膳を探していたので、すぐに連絡して2枚を注文しました。
(画像は瑾齋さんのHPよりお借りしました)
2週間くらいで出来上がるとのことでしたが、2週間が経つ頃に連絡があり「納得いくものができないので作り直させてください」とのこと。作り手としてのプロ意識を感じて出来上がりがますます楽しみになりました。
納品を待ちながら、どんなコーディネートでそのお盆を使おうかと想像しながらワクワクしていました。
漆と古伊万里の小皿、一般的なコーディネートですが合わせ方は奥が深いものです。
一口に朱色と言っても、青みが強いか黄みが強いかで合う食器の色も変わってきます。陶器を合わせるか、磁器を合わせるか、両方をミックスさせるかもチェックしたいポイントです。幾つか小皿を並べる際は、料理との相性もあるので、料亭や雑誌などで美しいコーディネートや盛り付けを見て学ぶのもよいでしょう。
私が最終的に目指しているのは、漆とシルバーとクリスタルのコーディネートです。
日本の伝統美の漆に、バカラなどのクリスタル、シルバーのカトラリーを合わせたら、ちょっとしたワインタイムも特別なものになりそう。和と洋、新しいモノと古いモノのミックスコーディネートです。憧れのアンティークのグラスやカトラリーがあればさらに素敵になりそうですが、アンティークショップのものは高価なので、実家からの掘り出し物を探してみるのも良いかもしれませんね。
重箱や屠蘇器なども、気軽に普段の生活で使えないものかと色々思案中です。
日本の伝統の美しいものを、現在の私達のモダンな生活に溶け込ませて活用したい。それを作り手に伝えてより良いものを作っていただけるような、そんなハッピーな循環を起こせたら素敵だなと思い、微力ながら日々お盆にお皿を並べてみては、あーでもない、こーでもないと色々考えています。
食空間コーディネートの先にあるものは何か。ときどき考えるのですが、それは「最高のコミュニケーション」なのではないでしょうか。一緒にテーブルを囲む人との素晴らしい時間はもちろんのこと、使っているテーブルウェアの作り手との温かいコミュニケーション、そしてそこからハッピーな循環を起こすこと。これが実現できたら本当に幸せに思います。
こんなことをつらつら考えているうちに、「出来上がりました」とのメールが届きました!すでに発送済で明日到着とのこと。
長い間待っていたお盆に会えるのがとても楽しみです。
ご報告はまた後日に…。
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